1983年(昭和57)9月24日新造 進水登録のヤマハ30Cです。
新造されてから40年が経過しておりエンジンの整備やキャビン内の清掃、改修が必要と思われます。
オーナー様がご友人様と維持、管理してきたようですがご友人様がお体を悪くされて維持が難しくなったことから掲載を希望してくださいました。
ガンネルはオーナー曰くアルミ製とのことで大きな歪み等なく綺麗でした。
ハル回りは年式相応の状態だと思います。
大きな損傷、修復跡等はありません。
ハルの各所に小傷がありますが遠目では見えにくいものばかりです。
ただ左舷側に海上係留の際にできたと思われるフェンダーの擦れ跡等大きく目立つ傷があります。
やはり表面は艶がなくなっていますがバフをかければ綺麗になると思います。
ガンネル下のラインテープ等は小さい剥がれや色褪せなどの劣化が始まっていますが、大きな剥がれ等は見当たりませんでした。
デッキ周りはマストを台風対策等で畳んだためマストのポールとマストのロープ等が散乱しています。
長らく乗っていないためコケや砂などの汚れがあり、船上の作業等でできた傷がありますがデッキFRPはしっかりしており、ゴワつき等はありませんでした。
船体には修復が必要なレベルの傷は見当たりませんでした。
ウィンチやクリート、ハッチの金具等にはぶつぶつという感触の錆がありました。
手すりなどの金属部品は比較的きれいでした。
交換が必要と思われる場所はラダーの柄部分が木製で朽ちてきています。
後方のポリタンク等が収納されている部分の木の板が朽ちてきています。
木製の手すりなど木製の製品は朽ちてきています。
キャビンへ入る扉(2段階構造)も木製で朽ちてきています。
上部のアクリルの正方形のハッチは経年劣化でヒビが入っています。
両サイドのアクリル窓も経年劣化でヒビが入っています。
全体的に木製の物は劣化しており、ステンレス部品はぶつぶつとした錆が浮いています。
キャビン内ですが、荷物が多く、オーナー様がここ数年出入りしていないため湿気やほこりを感じました。
しかし上部に換気口があるので少しずつ空気は流れているので重度の湿気ではなさそうです。
木製の壁や床のニスが全体的にはがれてきており拭き掃除やニスの再塗装等が必要と思われます。木自体はしっかりしており腐ってはいませんでした。
キャビン内に敷いてあるクッションですがカビが発生しており交換が必要と思われます。
船内の空気と外気の温度差によって湿気でカビが発生した模様です。
船内ではビルジを確認できませんでした。雨漏りはなさそうです。
オーナー様はお忙しく、船内の清掃、整理ができていない状況です。
船内の備品等、置かれているものは現状のまま引き渡しになります。
相応の清掃、改修が必要と思われます。
エンジンは、ヤンマーの2GM ディーゼルエンジンです。
外観は錆が進んでいますが拭き取れば落ちると思われます。
エンジンはかなりの年数動かしておらず、要整備が必要です。
エンジンの始動はできておりません。(陸上保管のため)
セイルはメインセイル、ジブセイル、スピンセイルが付きます。
汚れはありますが、破れ等はなく生地がしっかりしています。
この艇は、富山県、富山市に現在は陸上保管されています。
船台は貸出品のため付属しません。
未確定ですが継続して係留、上架保管をできるかもしれませんので、必要な方はご相談ください。